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 クラウドコンピューテングの活用

     (制作:ソフトウェア事業部)


■ 第1回  クラウドとは    <2010年05月20日号>


(1)はじめに

これから数回に渡って、クラウドコンピューテングの活用のお話を致します。

最近クラウドという言葉をよく見かけます。 「よく聞くが、よく分からない」というお客様に出会うことがあります

クラウドコンピューティングとは、クラウド(雲)を仮想して「雲のような スケールのインターネット」を利用したコンピュータの活用と理解しておきましょう。

みなさんが使っているパソコンには、ワード、エクセルや、年賀状ソフトなどのソフトウェア が、インストールされていると思います。

例えば、ノートPCとデスクトップPCを持っている場合、それぞれにインストールすることになります。

ソフトウェアのバージョンアップ、セキュリティ対策などがあれば、それぞれに行う必要が あります。
台数が多い会社は結構な費用と時間がかかることになります。

クラウド1
pc

(2)身近なクラウドサービス

メールを使う場合は、メールソフトを設定して使うことになります。
パソコンにインストールされているWindowsメールや、Outlook Explessを使用している方が 多いと思います。
Windowsメールや、Outlook Explessは、とても便利なソフトです。

しかし、自分のパソコンがなければ、見ることができません。会社や出張中などの時、不便を感じたことはないでしょうか。
Webメールを使うとブラウザ経由でメールを読んだり、送信したりすることができますので、 ソフトウェアのインストールをすることなく、インターネットがつながるコンピュータがあれば、 どこからでもメールを利用することができます。

Yahoo社が提供するYahoo!メール、Google社が提供するGMail、Microsoft社が提供するHotmail等を 利用している方も多いと思います。

手順は、下記のように簡単です。
  @ Internetブラウザで、メールのページを開く。
  A ユーザ名、パスワードを入れてログインする。
  B メールの受信、送信ができる状態となる。

    G-mail1     arrow     G-mail2

身近なWebメールは、今話題となっているクラウドコンピューティングを利用したサービスです。
Webメールを利用するには、アカウントを取得するための手続きを行うだけであり、特に専用のソフト ウェアをインストール必要はありませんので、どのパソコンからでも利用できます。
インタネット上(雲の中)のどこかにあるコンピュータを利用してメールをしていることになります。

クラウド2

ソフトウェアを買って所有していたのが、必要に応じて利用するという形態に変わろうとしています。


(3)クラウドサービスの一例

独自のメール(例えばtaro.suzuki@cloud-shop.xx)と、社員のスケジュールの共有、会議室、プロジェクタや、 社用車等の共有管理をしたいとします。

今までは、ロータスノーツなどのグループウェアを買って、専用サーバを設置して立ち上げる等 ハードウェアやソフトウェアの購入と、導入設置を行う必要がありました。

クラウドサービスを利用すると、クラウドサービスを提供する会社と契約すれば、面倒なサーバーの 立ち上げや、ソフトウェアの導入設定をすることなく利用できるようになります。
また、サーバーは、サービス提供している会社が管理しますので、システム管理作業が大幅に低減 されます。

独自メールと、スケジュールの共有、会議室等の共有管理のクラウドサービスは、1人当たり月約500円 程度で、利用できるようです。


(4)クラウドサービスのメリット

クラウドサービスのメリットには、次の項目が挙げられます。

  • 初期費用がいらない若しくは、とても少ない。
  • 契約形態にもよるが、毎月利用した分のみの支払い。
  • 専用サーバー等のハードウェアを必要としないので、ハードウェアの陳腐化や、故障などを気にする必要がない。
  • サービス利用のデータセンターを、多くのユーザーで共有することで効率がよい。
  • 短期で立ち上げることが可能である。
  • ソフトウェアは、インストールしないのでメンテナンスする必要がない。
  • 利用者の追加、削減が簡単なので、組織変更、採用などの時の対応が簡単である。
  • ソフトウェアのライセンス管理をする必要なく、IT関連の管理コストの大幅な削減が可能である。

例えば50台のパソコンを使用している会社で、ソフトウェアを最新にするために、50回のインストール することになり大変ですが、クラウドサービスを利用すればその必要はありません。


(5)クラウドサービスのデメリット

クラウドサービスのデメメリットというか、不安項目に次の点が挙げられます。

  • 何処にあるか分からないサーバーにデータを預けて大丈夫か。
  • データセンターに障害が発生して使えなくなると、業務に支障が出ないか。

Google社、Microsoft社等の大手では、稼働率99.9%を保証したり、データセンターを大規模に強化したり、 国を超えて、データセンターを複数設置したりしていますので、自社に設置するより安全であることをアピールしています。


次回は、もう少し技術的なお話をしたく思います。お楽しみに。



 クラウドコンピューテングの活用

     (制作:ソフトウェア事業部)


■ 第2回  クラウドのしくみ    <2010年07月30日号>


クラウドを実現するための方法は、どのようになっているでしょうか。

クラウドで有名なのは、salesforce.com だと思います。
ソフト業界の中では、salesforce のシステムは、エコポイントのシステムを3週間で作り上げたとして話題となりました。
ITベンダーに依頼すると数百億円の開発規模で、開発期間も1年以上という規模のシステムとなると言われており、 担当者が、ITベンダーへ打診したところ、納期的に不可能として受注検討を断れたそうです。

クラウド1

salesforceは、顧客情報、商品情報等に適したデータベースとデータベースを自由に扱える仕組みを持っており、さらに サーバを新たに用意することなく(クラウド方式)エコポイントのシステムが構築でき、短期間で稼働する事ができたそうです。





クラウド2

salesforce では、salesforce CRMという営業活動、顧客サポート等の支援を行うシステムをクラウド方式で提供しています。
このシステムは、非常に分かりやすいグラフィカルな画面と、レスポンスを飛躍的に上げるなど高度なソフトウェア技術を利用して実現しています。
基本的な仕組みは、普段見ているホームページと同じです。

ホームページと同じ仕組みで動いていますので、特別なソフトや、ハードウェアを用意することなく、インターネットが利用できる環境があれば、 どこからでも使う事ができます。

ホームページタイプのシステムでないとクラウドシステムが、できないかというとそうではありません。
Windows NT 3.51 からサポートされているターミナルサービスを利用すると、Windowsで動くソフトが、同様にインターネットが 見られる環境があれば、使えるようになります。
この仕組みを使えば、普段使っているアプリケーションを自社内に設置したクラウドシステム上で、使えるようになります。 この方式は、パブリック的なクラウドシステムと区別するためにプライベートクラウドと呼ばれています。

ターミナルサービスの仕組みは、サーバ側で動作しているアプリケーションの画面情報をパソコンに送り、パソコンからマウス、 キーボードなどの入力された情報をサーバ側に送ります。
サーバ側でアプリケーションを動かしながら、使用する側のパソコンで、アプリケーションが動いているように振る舞う仕組みです。
サーバ側で、紙芝居を作り、使う側のコンピュータで紙芝居を再生させるというイメージです。
実際には、変わった部分のみを送ったり、データを圧縮したり高速化技術を導入して、実用的なスピードを実現しています。

自社で、クラウド環境を構築して使うメリットとしては、下記が挙げられます。

  1. 古いOSでしか動かない業務アプリケーションを、最新のコンピュータ上で動作させる仕組みとして利用するケースがあります。

    Windows 2000 サーバ、Widows 2003 サーバで構築されたシステムを最新のWindows 2008 サーバで動かす場合は、大幅な見直しが必要だと言われています。
    解決するためには、時間とコストの問題が大きくのしかかってきます。

    最新の技術を使って回避する方法として、仮想化技術を利用してサーバに仮想コンピュータを構築し、仮想コンピュータ上に Windows 2000 サーバ/Windows 2003 サーバを導入して業務アプリケーションが動作する環境を構築し、更にプライベートクラウドの技術を利用して、使用するパソコンのOSに依存しない方法をとること により、従来のアプリケーションを最新のパソコン環境で利用できます。
    難しそうに思われそうですが、多くの導入実績があり技術的難易度は高くありません。

  2. ソフトウェアの管理、メンテナンス、サポートをサーバ側で一括管理して、社内サポート、維持コストの削減を目指すケースです。

    プライベートクラウド環境では、使用するパソコンが壊れたとしても、使用する側のパソコンには、アプリケーションなどの環境が入っていません。
    新たなパソコンを用意してインターネット環境に接続できる環境設定をした後、ログインすれば、今までと変わらない環境で使うことができます。
    場所が離れていても素早い対応ができ、時間のロスも最小限に留めることができます。
    アプリケーションは、サーバにしかありませんので、ライセンス管理、バージョン管理なども一元管理できますので、システム管理者の手間が大幅に削減 できます。

  3. データをサーバ側で管理して、データの持ち出しをさせないようにするケースです。

    企業では、データ流失防止は、重要なテーマとなっています。プライベートクラウドをうまく使えば、データをサーバから持ち出すことなく従来と同じ使い 勝手が実現できます。
    大問題となった新型インフルエンザなどのように、何らかの理由で会社に出勤できなくなったとしても、自宅のパソコンで、インターネット経由でログイン すると会社と同じ環境で仕事ができるようになります。
    使う側のパソコンには、画像データしか送られませんので、安心して利用できます。
    使ってみると意外と便利です。

CADは、高度なグラフィック処理を行う為に、クラウド環境では使えないと言われています。
弊社では、昨年からクラウドについて調査と実証実験を行っています。

次回は、自社で構築したクラウド環境を利用して、『CADSUPER FXII』をクラウド環境で動作させた内容をお話したく思います。
ご期待を。

クラウド3






 クラウドコンピューテングの活用

     (制作:ソフトウェア事業部)


■ 第3回  クラウドの実証実験    <2010年09月21日号>


今回は、いよいよCADSUPER FXUをクラウドで動かしてみます。

CAD関連に携わっている方は、CADは無理と思っておられるのではないでしょうか。

例えば、
  ・移動・複写などのドラッキングなどが、追従しないだろう。
  ・円、線のラバーバンド、ナビゲーションの要素認識などは使い物にならないだろう。

など、描画とレスポンスを要求されるCADは、厳しいと思われると思います。
実のところ私も、そう思っていました。


クラウド環境を使える機会があり、試しにCADSUPER FXUを動かしてみました。
インターネット経由で動かすと、「エ!? 普通に動くじゃない。う〜ん、チョット遅いかな?」と、驚きの歓声でした。

昔、Windows NT3.51にターミナルサービス機能が搭載されたので、CADSUPERを動かしてみたことがあります。

結果は、遅くて使いものになりませんでした。この時の思いが、先入観として強く残っていたと思います。
「目から鱗」というのはこのことかなと、思い込まず実際に見ないと分からないと反省したしだいです。


弊社の実証実験用クラウドサーバー環境は、下記の通りです。

■ハード環境
  ・Dell Power Edge R210
   (CPU:Xeon X3450 Memory:4Gbyte)

  ・Windows 2008 Server standard

■ソフト環境(クラウド用ミドルウェア)
  ・GraphOn GO-Global


クラウド用ミドルウェアは、
 Micorsoft社 RemotoDesktop、
 Citrix社 XenAPP 、
 VMWare社 View4 、
 GraphOn社 GO-Global
などがあります。

GO-Globalは、他のミドルウェアに比べて描画を独自の技術で高速化することにより、CAD・GIS向けに最適化されています。

アンドール株式会社主催で、全国各地で開催している「CADSUPER FXU & CADSUPER Wroks 体験セミナ & 景気回復セミナー」で、クラウドの体験コーナーを併設させてもらって来場者に体験して頂いています。

体験された方は、「ちょっと遅い気がするが十分使えるのではないか。」と驚きの声を上げています。
クラウドは、雲の上の話で、自分たちには関係無いと思われている方も多く、実際に体験すると驚きと身近なものであると再認識されているようです。


弊社では、アンドール株式会社の協力の元に実証実験用サーバーを自社内に立ち上げています。
体験されたい方は、CADSUPER.JPのホームページのお問合わせフォームからご連絡して頂ければ、対応させて頂きます。

また、お近くで、「CADSUPER FXU & CADSUPER Works 体験セミナ & 景気回復セミナ」がありましたら是非参加して頂きたくお願いします。







・GO-Global デスクトップ画面

デスクトップ

・FXU ファイルダイアログ画面

FX2-1

FX2-2

・ドラッキング画面

ドラッキング

次回は、3D CADである CADSUPER Worksを実際に動作させてみた事をお話します。
読者の方は、3D CADは、単体でも重たく、無理だろうという声が大半だと思います。
結果は、・・・お楽しみに。



 クラウドコンピューテングの活用

     (制作:ソフトウェア事業部)


■ 第4回  クラウドの実証実験(3次元CAD編)  <2010年11月11日号>

(1)3次元CADはどの程度重いのか

3D CADは、単独でも結構重く、クラウド上で動かないだろうと判断して検証の対象外としていましたが、今回思い切って3D CADである「CADSUPER Works」をクラウド上でテストランしてみました。

「CADSUPER FXU」が、予想以上にサクサクと動作したので、「CADSUPER Works」ではどうかと、サーバに「CADSUPER Works」をインストールしました。
インストール後、普段使っているノートPCのWebブラウザからログインして、「CADSUPER Works」を起動させました。

当然ですが、クラウドだからといって起動時間は、早くも遅くもなりません。
少し待たされて「CADSUPER Works」が立ち上がりました。
ここまでは、単体版の「CADSUPER Works」と変わりません。

次に、展示会で使うデモ用のモデルデータを読込ませます。
モデルが画面に表れた後、フィーチャーツリーが表示されReady状態となりました。

では、動きはどうだろう。 マウスでモデルの回転をすると、少し回転しては止まり、少し回転しては止まるというギクシャクした動きでとても実用とは言えません。
3D CADは、重たいソフトだからクラウドでは、使えないとして終えました。

検証に使ったクライアントPCは、「Windows XP」ベースの「Let’s note CF-W7(Intel Core 2 Duo 1.2GHz)」です。


(2)再挑戦 ほんとうに3D CADは重いのか

クライアント端末「Windows 7」で正常に動作するかの検証作業で、再度「CADSUPER Works」を動かしてみました。
重たくて実用に耐えられないことは、前回の実証でわかっていましたので動作確認だけと軽い気持ちで行いました。


ところが、起動してサンプルのモデルデータを読み込ませて、モデルの回転させると、スムーズに動くではありませんか。
断面を取って移動、拡大、回転させても実用レベルで動きます。


検証メンバ共々『あれ? 使えるのでは』と、ちょっとしたサプライズです。
サーバのパフォーマンスモニタでCPU負荷を調べると、たいしてCPUパワーを使っていません。

CADSUPER Works

なぜ、こんなにスムーズに動くのかと議論となりました。
「CADSUPER Works」だけでなく「CADSUPER FXU」の描画速度、認識速度も速いと感じるぐらいレスポンスが上がっています。

前回との違いは、クライアントのOSが、「Windows 7」であることから「Windows 7」は、ネットワーク関連がずいぶん改善されているので、 その効果がでているのではないかという意見もありましたが、明解な結論は得られませんでした。


(3)GO-Globalを使えばクラウド上で使える

クラウド基盤「GO-Global」の技術者から
『「GO-Global」は、描画命令をクライアント側に送り、クライアント側で描画命令を実行している。
3D CADの場合は、処理の重たい「OPEN-GL」で描画させている。クライアント側の「OPEN-GL」の描画速度が影響しているのではないか』
ということでした。

ハードウェアで「OPEN-GL」をサポートしている描画能力の高い「Windows XP」のクライアント端末で「CADSUPER Works」を動作させるととてもスムーズだったことから、クライアント端末の描画能力による差という結論となりました。

3次元の描画処理は、重たい処理です。描画処理をクライアント側でさせる「GO-Global」は、サーバのCPUとクライアントのCPUをうまく活用するので、3D CADに適しているといえます。

使用するモデルデータの大きさによりますが、1台のクラウドサーバで、複数の「CADSUPER Works」を動かせることも可能だと思われます。

実証実験のサーバで「CADSUPER Works」1台を起動させて、断面を取り回転、拡大、移動させた時のCPU負荷は、10%〜30%程度でした。(サーバ:CPU:Xeon X3450 Memory:4Gbyte)

CPU


次回は、クラウド基盤を利用してどのような使い方ができるか考察してみます。




 クラウドコンピューテングの活用

     (制作:ソフトウェア事業部)


■ 最終回 クラウド基盤を利用してどのような使い方ができるか

                                      <2011年02月28日号>

今回実証実験を行った 「GO-Global」 は、普段使っているWindowsアプリケーションをインターネット経由で利用できるようにするクラウド基盤ソフトです。

特長は、クラウド用として新たにアプリケーションに手を加えたり、作り直したりせずにインターネット経由で、従来と同じようにアプリケーションを利用することができるということです。
では、「GO-Global」を使った利用シーンを考えて見たいと思います。


(1)社外での打合せのシーン

先ず、出張など社外で打合せをするシーンを考えて見ましょう。
通常は打合せ準備として、資料・設計データ等を用意して、ノートPCやUSBメモリに保存したりするのではないでしょうか。

ノートPCは、高性能や軽量化が進みずいぶん便利になりましたが、盗難や紛失のほかデータの不正持ち出しなどの事故予防のため、 各企業では、USBメモリの使用禁止やパソコンの持ち出し、持ち込みが禁止される傾向にあります。

また、増加傾向の海外出張には時差の壁もあります。資料、データの不足などで送ってもらうとしても、連絡が翌日になったりします。


そこで「GO-Global」を利用したクラウドサーバを自社内に設置すると、自社のパソコン環境が、外部でも利用できるようになります。

  • 普段使っているアプリケーション(CADなど設計ツール)が使えます。
  • データサーバへのアクセスができます
  • PDMなどの管理ソフトが使えます。

今までに説明してきた通り、アプリケーションはサーバで動きます。
使うパソコンにプログラムがインストールされることもなく、データを取り込むこともなく使うことができますので、高いセキュリティの保たれた環境で利用することができます。

クラウド1

使用できるパソコンは、インターネットができる Windowsパソコン、Macパソコンが使え、今後は「iPad」にも対応が可能となるので、使うパソコンには困らないと思います。

サーバから描画命令しか送られてきませんので、利用後のパソコンに情報は残りません。
従って、安心してパソコンを借りることもできます。


(2)離れた営業所での利用シーン

海外を含めて複数の拠点を持つ企業様も多いと思います。

大手企業では情報システム部で、管理・サポートされていますが、中小企業では現場の方がボランティアで維持管理される場合が多いのが現状です。

家電製品と違い、パソコンはとても便利な反面手間のかかる製品だとは思いませんか。

弊社でも、Windowsのセキュリティパッチ、アプリケーションのバージョンアップなど随時メンテナンスをしています。

いろいろメンテナンスを重ねるとパソコンの挙動がおかしくなることもしばしばあります。

身近であれば、片手間で対応することもできますが、場所が離れていれば現地まで行って対応しなければなりません。

今の時代パソコンがなければ仕事になりませんが、利便性とメンテナンスは表裏一体の関係にあるともいえるでしょう。

クラウド2

これらの問題はすべて「GO-Global」を利用したクラウドサーバを自社に設置して、アプリケーションをサーバで管理(サーバだけで動作させる)することによって解決します。

使うパソコンは、インターネットに接続できれば従来通りアプリケーションを使うことができるようになります。

使うパソコンには、Windowsとインターネットブラウザなど最小現のソフトだけで良いので不具合が発生する頻度が極めて少なくなります。

万が一不具合が発生しても、別のパソコンを立ち上げインターネットに接続すれば同じように使えますので障害対応が早くなります。

パソコンがおかしくなり、再インストールなどして「1日つぶす」というような無駄をなくすこともできます。



二次効果として、データのバックアップなど、維持管理作業の一元化があります。

バックアップは、1週間に1回必ず実施することになっていても、実施できていないことはありませんか。
バックアップや、アプリケーションのメンテナンスは、サーバで行うことになりますので、確実に実施できるようになります。

各拠点のパソコンとクラウドサーバは、完全に分離されていますので、万が一、拠点のパソコンにウィルスが感染してもサーバに影響を与える事はありません。

データはサーバ内に留まり、各拠点のパソコンに取り込まない為、データ漏洩の心配がなく高いセキュリティを保つことができます。

アプリケーションの使用許諾契約によりますが、アプリケーションを集中管理して各拠点で利用するためライセンスの有効活用が図れます。



おわりに

昨年5月の初回出稿の頃は、まだクラウドの話題が比較的少なかったのですが、最近では、ずいぶん身近になってきたような気がします。

第4世代携帯電話といわれるLTEも始まり、無線通信もより早いスピードへと変わり行く中、今後は更に通信網が進化して便利になって行くと思われます。
今後は更に通信網が進化して便利になって行くと思われます。

ハード面では、iPadを基点にしてタブレット型情報端末が急速に普及するでしょう。

タブレット型情報端末は、無線通信(携帯含む)と融合した情報端末として進化して、今後クラウドコンピューテングの重要な端末となると思われます。

近い将来、営業マンはお客様にタブレットを使ってビジュアルに商品を説明して、よければその場で、注文処理を行い、翌日にはお客様のお手元に商品が届くというシーンも見られるようになると思います。

今後も、クラウドに限らず様々な最新情報を提供させていただき、少しでもお客様のお役に立てることを願っておりますので、何なりと弊社営業までご相談願えれば幸いです。

ありがとうございました。





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