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■ 10.ツールコマンド関連

　 10.1 色別レイヤ分けコマンド強化

　 10.2 スタイル設定色化コマンドの提供

　 10.3 PDF出力支援機能の搭載

　 10.4［ プロコマンド ］コマンドの改善

　 10.5［ 表 ］コマンドの追加（Ver6.1）

10.1 色別レイヤ分けコマンド強化

• 振分け情報の設定ができるようにしました。この設定に沿って処理を行います。
  
  
  • 振分け要素のレイヤ状態を指定
  • 振分け要素種類の指定
  • レイヤ縮尺の有効／無効指定
  
  
  
  
  
• 変更元要素のレイヤ状態のみの設定となります。
  特定のレイヤ状態をOFF設定にした場合、そのレイヤの要素はレイヤ分けされませんが、振分け対象レイヤの要素がOFFレイヤに移動する場合があります。

10.2 スタイル設定色化コマンドの提供

• 図面内の要素の持つ線種−線幅に対して、合致する利用中スタイルセット内のスタイル定義色に変更します。

• スタイルの情報は下記の優先順位で利用します。
  
  1. 「色」が《カレント》のスタイルは利用しない。
  2. 「線種」「線幅」「色」がすべてそろっているスタイル。
     ※　同一「線種」「線幅」のスタイルは、先に検出されたものを利用。
  3. 「線幅」が《カレント》のスタイル　（線種のみで変換）
  4. 「線種」が《カレント》のスタイル　（線幅のみで変換）
  
  
  
• これらに合致しない要素については、色変更は行いません。
• 点要素は、変更対象外です。
• 文字要素は、ベクトル表示用「線種」、「線幅」でチェックします。

10.3 PDF出力支援機能の搭載

• 「Adobe PDFプリンタ」、または、無料のサードパーティ製PDFプリンタがインストールされている環境で利用できる、PDF出力を行う機能（[ツール]-[エクスポート]-[ PDF]）を搭載しました。

10.4［ プロコマンド ］コマンドの改善

（１）円座標コマンドの改善

• 原点マーク用のシンボルファイルが未指定の場合、カレントの点タイプで原点マークを描画するようにしました。

10.5［ 表 ］コマンドの追加（Ver6.1）

• 以前の機能で「表」を作成した場合、線分・文字で構成され、これらの情報に関連はありませんでした。
• 今回、オブジェクト要素機能を利用し、1情報の「表要素」として扱える機能を搭載しました。

（１）挿入

• 任意サイズの空の表を指定位置に挿入します。
  
  ＜挿入機能の設定ダイアログ＞
  

• 表のスタイル、列・行の数、幅高さなどを指定して、「OK」します。
  ドラッグが出るので、任意位置を指定すると、表が配置されます。
  

（２）編集

• 挿入されている「表要素（オブジェクト）」を指定し、内容の編集を行います。
  編集可能な内容は、下記のものです。
  • 各セルに表示される文字
  • 文字のスタイル、色、サイズ、セル内の位置
  • セルの幅、高さ
  • 罫線の幅、色

（３）取込み

• 図面内にある線分、文字で構成されている「表」を、「表要素（オブジェクト）」に置き換えます。

（４）読込み

• 外部のCSVテキストファイルを読み込んで、指定位置に「表要素」を挿入します。
  
  ＜表情報の読込みダイアログ＞
  
  
  
• 指定されたファイルの情報を下段のリストに表示して取り込み状態を確認します。
  ［次へ］ボタンで、配置する表の形状を整えます。
  
  
• ［完了］ボタンを押すと、［挿入］機能と同様に配置を行います。

（５）書出し

• ［読込み］とは逆に、出力する「表要素」を指定し、内容をCSVテキストファイルに出力します。
  
  
  
  
• ダイアログ上で、「OK」を押すとファイルダイアログが表示されます。
  出力ファイル名を指定すると、そのファイル名で情報ファイルが作成されます。
  
  
  
  

（６）スタイル設定

• 利用する表の形状を登録、編集します。アクティブに指定してあるスタイルを利用することで [挿入]、［取り込み］、［読込み］などの作業を簡易に行うようにします。
  
  ＜スタイル設定ダイアログメイン＞
  
  
  
• 既存のスタイルを選択して「変更」、もしくは「追加」ボタンを押すことで、表スタイルの詳しい設定が行えます。