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■ 3.作図・編集機能関連

　 3.1 円周上の特定点からの接線作図機能

　 3.2 表示最大サイズへの作図機能

　 3.3 矩形作図：一片の中心から作図する機能

　 3.4 長さ入力による線分伸縮

　 3.5［ 移動 ］／［ 複写 ］−［ レイヤ間 ］コマンド

　 3.6［ 変形 ］コマンド

　 3.7 要素属性−要素変更コマンド（Ver6.1）

　 3.8 図面コピーコマンド（Ver6.1）

3.1 円周上の特定点からの接線作図機能

• 以前から任意点から円(弧)への接線を引くことは可能でした。
  今回、「角度線」作図機能に、円周上の特定点から、接線を作図する機能を搭載しました。

【オペレーション】

1. 「基準線／角度を指定」 →　円を指定します。
2. 「基準線に対する相対角度を入力」 →　円周上の点を指定します。
   現行では、ここで角度（数値）のみの入力となりますが、座標／点認識をできるようにします。
   円の中心と円周上の点で割り出される角度を相対角度に利用します。
3. 「始点指定」 →　始点位置を指定します。
4. 「終点指定」 →　終点位置を指定します。

3.2 表示最大サイズへの作図機能

• 現行の「水平線」、「垂直線」、「角度線」、「中心線」、「一括補助線」等の特定角度線分のコマンドでは、作図領域長一杯に作図することができましたが、 今回、領域外での作図にも便利なように、「表示範囲」一杯に作図できる設定を追加しました。
• 中心線以外は、始点指定で「確定」することで、領域長／表示範囲一杯に作図します。

【コマンドモード】
「コマンドモード２」に作図範囲を指定するモードを提供します。


1. ［水平線］／［垂直線］／［角度線］の場合
   
2. ［中心線］の場合
   

【注意点】

• 同じ図面を複数ウインドウで表示されていた場合、基点を指定した図面の表示範囲を利用します。
• 「水平線」「垂直線」で数値の入力だった場合（ウインドウ上で指定は無し）、カレント図面のウインドウのうち、最初に検出したウインドウサイズが有効となります。

3.3 矩形作図：一片の中心から作図する機能

• 矩形作図機能は、矩形の頂点か中心点からの作図でした。今回の強化で、矩形の一辺の中心を基準に矩形作図できる機能を提供します。

【コマンドモード】
［作図］−［矩形］コマンドの「コマンドモード２」に、辺中点指定で作図する機能の選択を設置します。

3.4 長さ入力による線分伸縮

• 変形コマンドでは、「グルーピング→確定→線分指定→距離入力」となり、線分1要素を特定の長さに伸縮するには、手数が多い状態です。
• 伸縮コマンドに長さ入力をできる様に対応し、特定長さへの伸縮を容易にできるようにしました。
• 始点ｏｒ終点に近い位置で円弧を認識した場合、指定長さ円弧長への伸縮ができます。

3.5［ 移動 ］／［ 複写 ］−［ レイヤ間 ］コマンド

• [編集]-[移動]/[複写]-[レイヤ間]コマンド実行時、カレントレイヤセットが[用紙]以外の場合、カレントレイヤセットに属するレイヤのみ分割表示の対象とします。
• [用紙]の場合、現バージョンと同様に、全レイヤを表示対象とします。

3.6［ 変形 ］コマンド

• 基準点と移動点が誤差範囲内で同点と認識される場合でも実行可能になりました。
• これにより、許容誤差以下の誤差のある要素の補正が可能となります。

3.7 要素属性−要素変更コマンド（Ver6.1）

• ［ダイアログ］で利用する場合、属性設定ダイアログにカレント属性、指定要素の属性を反映できるボタンを設置しました。
  
  
  

3.8 図面コピーコマンド（Ver6.1）

• コマンドの実行時、カラー、モノクロコピーを指定できるようにしました。