CADSUPER 2018

【１】新機能・新コマンド

　 1.1 64Bit化

　 1.2 複数図面範囲指定印刷機能

　 1.3 図面のアーカイブ保存機能

　 1.4 認識要素の除外・追加機能

　 1.5 「中抜き」「外抜き」統合コマンド

　 1.6 角度累進寸法線作図機能

　 1.7 [寸法]-[引出整列]コマンド

　 1.8 文字／寸法属性・切り替え機能<

　 1.9 図面属性編集機能

1.1 64Bit化

近年データ量が膨大になり32Bitアプリケーションのメモリー制限（1.5GB）を超え、3Dデータの投影図が作成できない場合がございます。

CADSUPER2018では64Bit OS完全対応することにより利用メモリー制限をなくし3Dデータの投影図作成時などにストレスなく利用することが可能となります。

※32BitOS 上では、64Bit 版は選択できません。

旧バージョン（32Bit 版）から、CADSUPER 2018 64Bit 版へのバージョンアップ、別環境へのインストールは可能です。



CADSUPER2018 の 32/64Bit 両方の同時インストールはできません。

インストールバージョンが分かるよう、CADSUPER のバージョンダイアログに OSおよび CADSUPER の実行ファイルの種類が分かるようにしています。


64BitOS 上に　　　　　　　　　　　　　　32BitOS 上に
64Bit版 CADSUPERを入れた場合　　　　　32Bit版 CADSUPERを入れた場合

1.2 複数図面範囲指定印刷機能

●［ファイル］−［プリンタ出力］／［プロッタ出力］−［複数範囲指定］コマンド

　複数の印刷範囲の登録、および連続出力に対応しました。



　印刷範囲を複数登録でき、出力時に任意登録範囲を選択・出力が可能です。
　一枚の図面内に、複数の図面を配置してご利用の場合に、都度範囲指定をしなくても印刷可能です。

1.3 図面のアーカイブ保存機能

●［ファイル］−［アーカイブ保存］コマンド

　ZIP 形式で保存できるようにすることで、外部からサムネイル等で容易に参照（イメージ表示されない）できないデータ保存に対応しました。

※パスワードを設定することで、より確実に保護できます。



圧縮されたファイルは、従来通り、[ファイル]−[開く]コマンドから読み 込むことができます。

コマンドを起動すると、パスワード入力が開きます。



パスワードを入力するか、そのまま「OK」を押すことで、保存ができます。

※パスワードを設定した場合、再度確認入力が行われます。

1.4 認識要素の除外・追加機能

● [編集]-[グルーピング修正]コマンド（割込み）

　移動や複写などでグループ認識を行った後に、認識漏れや、認識間違いが見つかる ことがあります。
このような場合に、認識要素の除外、追加を行える機能を搭載しました。

※変形コマンドの場合、変形対象要素は追加できません。 追加した要素は、移動要素となります。

この機能は、ツールバーなどに割り付けて利用します。



動作例：
�@「変形コマンド」で範囲を選択し、確定
�A「グルーピング修正コマンド」を起動し、追加、除外する要素を指定。
�B「確定」で、「グルーピング修正コマンド」を終了し、「変形コマンド」の位置指定に戻る。
�C変形を実行。

1.5 「中抜き」「外抜き」統合コマンド

●［編集］−［トリム］−［抜き（統合）］コマンド

　「中抜き」「外抜き」を１コマンドで行えるように、まとめた機能を作成しました。
コマンドモード１で状態を切替えて利用します。
※［自動］とは異なり、実交点を持たない加工が可能です。

1.6 角度累進寸法線作図機能

●［寸法］−［角度］−［累進］コマンド

　角度に対応した、累進寸法線を描く機能を搭載しました。
　　�@時計周り、反時計回りに角度加算方向を指定できます。
　　�A一方向(MAX:360)、両方向(MAX:180)が指定できます。
　　　両方向の場合、符号付も作図できます。

1.7 [寸法]-[引出整列]コマンド

● [寸法]-[引出整列]コマンド

　コメント−引出しや、細部引出しした寸法の引き出し位置（高さ、角度） をそろえる機能を登載しました。
　これにより、見た目をそろえることが容易になり、きれいな図面を提供 できるようになります。

1.8 文字／寸法属性・切り替え機能

　文字や寸法文字のサイズなどの情報を登録し、作図中に簡単に切り替える機能を搭載しました。
属性登録は、設定−要素 「一般」で文字属性、「寸法」で寸法属性が登録できます。
※「文字属性」、「寸法属性」は別管理されています。



文字の場合、「高さ」「幅」「文字間隔」「改行間隔」などの設定を 変更後、設定リスト右のボタンから「新規登録」で登録します。

1.9 図面属性編集機能

　CADSUPER を起動せず、外部から図面属性を加工できる機能を用意しました。
これにより、以前では単ファイル毎の変更で行っていた作業が、複数ファイルを一括して変更できるようになり、作業の効率化が図れます。